FAQ
Jasperは「簡単さ」よりも「柔軟性」を重視し、様々なユースケースに合わせた使い方ができることを目指しています。そして、「柔軟ではあるが複雑」なツールにならないよ うにコア機能(Stream)から外れた機能はなるべく作らないようにしています。
これにより、類似のツールにはない強みを実現しています。しかし、「柔軟性」を重視したことにより、次の点においては類似のツールに劣る場合があります。
- 使いこなすためのハードル
- GitHub検索への理解を必要とする
- たまに使うにはオーバースペック
- ユーザ設定のメンテナンス
- 状況に合わせた設定をユーザがメンテナンスしていく必要がある
- GHE利用時のサーバ側への負荷
- GitHub Search APIをヘビーに使用している
そのため、柔軟性とこれらの欠点のバランスを考えながらJasperを開発しています。
JasperはMac/Window/Linuxに対応していますが、Android/iOSのスマートフォンアプリには対応していません。しかし、GitHub NotificationsとJasperを連携させることで、スマートフォンのブラウザから閲覧したissueをJasperでも既読にすることができます。詳しくは「スマートフォンと連携」を参照してください。
Jasperは複数マシンでのissue同期には対応していません。Dropboxなどのファイル同期サービスを使って独自に実現しているユーザはいますが、現在は公式サポートしておりません。もしご利用になりたい場合は
メニュー → Dev → Open Data Directory
から開くディレクトリを同期してお試しください。Jasperの組み込みブラウザはタブブラウザには非対応です。複数のissueを同時に閲覧する場合は外部ブラウザをご利用ください。
Jasperの内部ブラウザでissueを表示したときに、表示速度が遅い場合があります。しかしこれはGitHub側のTTFB(time to first byte)が遅いためです。Jasper側で改善する目処は今の所たっていません。

Jasperを起動しても真っ白な画面になってしまう場合、データが破損した可能性があります。次の手順でJasperのデータを削除して初期化ください。
- 1.
メニュー → Dev → Open Data Directory
を選択してディレクトリを表示 - 2.Jasperを終了
- 3.先程のディレクトリ内にある
config.json
,main.db
を削除 - 4.Jasperを起動して再セットアップ
この操作を行うと作成済みのStreamやJasper内に保持していたissueは削除されますが、GitHub側のデータには一切影響ありません。
Jasperのコア機能であるStreamはGitHub Search APIを定期的にポーリングすることで実現しています。ポーリングは短い間隔にするとGitHub側に負荷がかかり、長い間隔にするとユーザ側の使い勝手(issueの更新)が悪くなります。そこで、Jasperでは以下のようなポーリング設計とすることで、両者のバランスをとっています。
- Streamごとにポーリングするのではなく、Jasper全体で1つのポーリングとする
- GitHub APIのrate limitに達した場合、ポーリング間隔を自動的に伸ばす
- GitHub Search APIのrate limitは60秒間に10リクエストです。デフォルトのポーリング間隔では60秒間に6リクエストであるため、rate limitに達することはありません
- GHE(GitHub Enterprise)ではrate limitが独自に設定されている場合があります。詳しくはGHEの管理者にお問い合わせください。
フィードバックはお気軽にお寄せください。Twitterの#jasperappやJasperについてのブログ記事などを書いてもらえると非常に嬉しいです。不具合や機能要望はjasperapp/jasperにお願いします。可能な範囲で対応していきます。
Jasperと同様にissueの閲覧や通知を管理するツールは現時点(2020.09)で次のようなものがあります。
ツール | Active | 期間 |
✅ | 2016.06 ~ 2020.07 | |
✅ | 2013.08 ~ 2020.09 | |
✅ | 2017.05 ~ 2020.08 | |
✅ | 2016.12 ~ 2020.09 | |
✅ | 2017.06 ~ 2020.05 | |
| 2016.03 ~ 2019.12 | |
| 2017.05 ~ 2019.12 | |
| 2017.11 ~ 2019.04 | |
| 2013.08 ~ 2018.09 | |
| 2015.11 ~ 2017.05 | |
| 2016.01 ~ 2017.01 | |
| 2016.02 ~ 2016.04 | |
| 2013.04 ~ 2015.11 |
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最終更新 2yr ago